お知らせ・クリエイターコラム

2019 / 10 / 09  

[税理士コラム]消費税増税について④

今回は、以下についてお伝えしていきます。

消費税の入力が
8%
8%(軽減税率)
10%
に分けて入力しなければならない。

消費税の申告書が8%、8%(軽減税率)、10%に分かれているため、申告書作成が今までよりも数段難しくなる。

消費税の現在の税率8%だと思っていませんか?
実は、消費税の税率は8%ではないのです。

消費税は正確には、「消費税及び地方消費税」と言い、

消費税率6.3%
地方消費税率1.7%

なのです。

そして、10月からは

消費税率7.8%
地方消費税率2.2%

になります。

ここで問題になるのが、軽減税率8%です。

今と同じ8%なのですが、
内訳は、

消費税率6.24%
地方消費税率1.76%

になります。

でも、同じ8%だから結果一緒でしょう
と思わないでください。

この8%分を納税した後に
国と地方でそれぞれに分配しているのです。

そして、今回もこの数%が違っていた場合、申告書の数字の修正をしなければいけなくなるのです。

ちなみに、消費税が3%と5%と8%が混在した時の
消費税の申告書は下記の書式になっています。

https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shohi/kaisei/yoshiki/pdf/01.pdf

そして、今回はこれが
6.3%6.24%7.8%になります。

もし、まだ5%で契約した時の支払いが残っていると
これに4%も加わりますが(笑)

といった具合に消費税の経理処理、申告ともに今までよりも格段と面倒でむずかしくなります。

免税事業者の人も関係ないと思わないでくださいね。

前回、お伝えしたように2023年には免税事業者では事業ができなくなるので、消費税の申告が必要になりますから。

もっと詳しく知りたいよ、という方は個別でご連絡ください。

税理士 中島祥貴
財務・会計・マーケティングを融合させた独自のマーケティング手法により、中小企業を1年間で黒字にする黒字経営コンサルタント。士業・コンサルタント・コーチなど顧問契約や高額商品を扱う業種に特化して、小資本のソーシャルネットワークを活用して集客から販売までの戦略を構築する専門家。
abalone交流会を運営しているLab-ry Worksの顧問税理士。