お知らせ・クリエイターコラム

2019 / 09 / 05  

フリーランスの常駐契約について

当社へのお問い合わせで最も多いのが「常駐できるフリーランスを紹介してもらえないか?」というものです。

ご依頼をいただけば一応探してみるのですが、今までに常駐案件でマッチさせたことは1度もないというのが実状です。

今回は、フリーランスが常駐案件にマッチしにくい理由と、マッチさせるためのポイントについてお話させていただきます。

なぜフリーランスが常駐案件にマッチしにくいのか?

フリーランスは自由に仕事をしているんだから、うまく常駐案件も受けてくれるんじゃないかと思われがちなのですが、フリーランスというものは、基本的には自由ではないのです。

ある意味、会社員よりも不自由な存在と言えるかもしれません。

特にフリーランスのクリエイターは受託制作がメインとなるため、利益を得るためには仕事を受注する必要があります。

フリーランスクリエイターの多くは、業界の単価に合わせた費用感にするか、またはそれ以下に単価を設定しているため、毎月の収入にはある程度で頭打ちされてしまいます。

しかも毎月安定した受注ができるわけではないので、平均すると収入はそれほど多くありません。潤っているクリエイターというのはごく一部だと言えます。

だからこそ、クリエイターたちは少しでも定期的に仕事を受注できるように、定期的に発注をしてくれる顧客をみつけたり、安定して受注ができるように営業活動を行っているのです。

そのため、どんなクリエイターであっても、常に何らかのお仕事を継続して行っています

基本的には3か月先くらいまでは少しなりとも予定を埋めているモノです。

そこに「常駐してほしい」という案件を入れても対応できるフリーランスはそう簡単には見つからないのです。

常駐できるフリーランスを見つけるポイント

常駐できるフリーランスを見つけるためには大きく3つのポイントがあります。

まずは常駐の頻度を下げる事です。オーバーな話をすれば週1で良いという話であれば対応できるフリーランスはグッと増えてきます。

逆に、週5で常駐してほしいという事になると対応できるフリーランスは限られてしまうため見つけることが難しくなってしまいます。

次に、高いスキルを求め過ぎない事です。とはいえ、外部スタッフを求めるのは高いスキルを期待しているからこそなので、要望するスキルを絞り込むというのが良い手段かと思います。

あれもこれもとオールラウンダーなフリーランスよりも、お願いしたいピンポイントな業務のスキルに絞り込むことで、対応できるスタッフも見つかりやすくなる可能性があります。

最後に、駆け出しのフリーランスを捕まえるという事です。何年もフリーランスをやっている人の場合、安定して顧客を獲得できるようになっている可能性が高く、常駐して働くという事ができない可能性が高くなります。

駆け出しのフリーランスの場合は、まだ固定客も見つかっていない可能性もあり、不安定な状況にもあるので、常駐案件であっても喜んで引き受けてくれる可能性があります。但し、駆け出しのフリーランスを見つけるというのは流れ星に願い事をするくらい一瞬のチャンスに手を伸ばすような話なので、独立予定にあるようなクリエイターと密に繋がっておくのが最善の手段となります。

これらのポイントを踏まえると比較的フリーランスクリエイターも捕まえやすくなるはずです。

是非参考にしていただき、より良い協業関係を結んでいただけますと幸いです。

なお、当交流会にも

常駐してほしい」という制作会社の方や、「案件が欲しい」というフリーランスクリエイターが多く参加しております。

是非、当交流会でも受発注関係を築いていただければと思います。